[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のブロードベント副総裁は6日、銀行のバランスシートに圧力がかかっている中で、マイナス金利が逆効果になる可能性を考慮する必要があると述べた。
このようなシナリオでは、銀行がマイナス金利によるコストや利ざや低下を補うために融資を削減するリスクがあると指摘。こうした圧力はマイナス金利によるダウンサイドリスクがメリットを上回っていることを示唆しているかもしれないとの見方を示した。
また「11月から数カ月間にわたり、数百万人の従業員が再び一時解雇されるだろう」と言及。「ロックダウン(都市封鎖)措置の内容や期間が変わったため、第1段階ほど多くはないだろうが、11月には500万人を超える可能性がある。今春はおそらく900万人を上回っていた(訂正)」とした。
*英文の訂正により、最終段落を修正しました。
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