March 11, 2020 / 10:00 AM / 4 months ago

英中銀、新型コロナ対策で資本バッファーの一部利用を容認

[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は11日、新型コロナウイルス流行を受けて各銀行は貸し出しを維持するため資本バッファーの一部を利用することができるとしたものの、ボーナスや配当の引き上げにその資金を利用してはならないと警告した。

英中銀の金融行政委員会(FPC)は、銀行向けに「カウンターシクリカル資本バッファー(CCYB)」の比率をゼロ%に引き下げると表明。2020年末までにこの比率を1%から2%に引き上げるとした昨年の決定に反しての引き下げとなった。

中銀によると、バッファーの開放は企業向けの貸し出しを最大1900億ポンド後押しする見込み。これは2019年の企業向け純貸出の13倍に相当する。

中銀は「FPCは少なくとも12カ月はゼロ%を維持すると予想しているため、その後に続く引き上げは早くても2022年3月まで実施されないことになる」との声明文を発表した。

銀行を監督する中銀の健全性監督機構(PRA)は、CCYBの開放を受けて各行が配当やボーナスを増やすことはないと想定していると表明。今回の措置は「各行が実体経済を引き続き支援できるようにし、システム横断的な危機の増幅を回避する」という、これらバッファーの包括的な目的に合致したものだと説明した。

PRAはまた、保険各社からも新たな資本ルールの適用緩和に関する申請を受け付けるとした。

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