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英中銀総裁、政府主導のインフラ投資を支持

カーニー英中銀総裁は11日、ジョンソン英首相がこの日、ロンドンと英イングランド地方北部を結ぶ高速鉄道整備事業(HS2)を承認したことを受け、政府主導のインフレ投資を支持する意向を示した。1月に代表撮影(2020年 ロイター)

[ロンドン 11日 ロイター] - カーニー英中銀総裁は11日、ジョンソン英首相がこの日、ロンドンと英イングランド地方北部を結ぶ高速鉄道整備事業(HS2)を承認したことを受け、政府主導のインフレ投資を支持する意向を示した。

総裁は上院で、低金利は政府や企業に対し、より長期的な投資プロジェクトに着手する機会を提供していると指摘。このようなプロジェクトは低調な英経済の回復に必要と述べた。

また金利はゼロ近傍にあるとし、英中銀が単独で経済成長を後押しすることが難しくなっていると言及。政府は景気押し上げに向けより多くの措置を実施しなければならないとし、「適切なインフラ投資および企業投資が理に適う環境にあり、最終的に英国が現況から抜け出すためには、このような投資が必要だろう」と語った。

また、英国内の失業率はすでに過去最低水準にあり、少なくとも短期的には欧州連合(EU)離脱による逆風があるため、今後の成長は生産性を向上させる投資にかかっているとした。

英国のジャビド財務相はEU離脱後初となる3月11日の予算声明で、インフラに焦点を当てると表明している。

総裁は、予算に関するこのようなスタンスにより、英中銀が経済を支えるために利下げが必要になる可能性が低下すると改めて示唆。「金融政策委員会は今後の政策判断において、提供され得る刺激策を考慮しなければならないだろう」とした。

新型コロナウイルスの感染拡大による英経済への影響は重視しなかったものの、感染拡大はまだ初期段階との見解を示した。

金融政策に関しては、前回の英中銀理事会で、追加利下げが実施されれば、インフレ率が目標2%を上回るとの見通しがすでに示されているとし、自身が近い将来に利下げが必要になるとは考えていないことを示唆した。

カーニー総裁は来月退任する。

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