May 24, 2018 / 10:47 PM / a month ago

英中銀、無秩序なEU離脱なら追加刺激策実施へ=カーニー総裁

[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は24日、英国の欧州連合(EU)離脱交渉が不利な結果に終われば、英中銀は追加刺激策を実施する可能性があるとの見解を示した。

 5月24日、イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁(写真)は英国の欧州連合(EU)離脱交渉が不利な結果に終われば、英中銀は追加刺激策を実施する可能性があるとの見解を示した。代表撮影(2018年 ロイター)

総裁は講演で、円滑なブレグジット(英EU離脱)を想定しているとしつつも、投資家は「無秩序」な離脱となった場合に備える必要があると警鐘を鳴らし、2016年6月の国民投票でのEU離脱決定に伴う衝撃に対処するため、英中銀が利下げや国債買い入れ枠を拡大したことに言及した。

総裁は「無秩序な移行、もしくはわれわれの予想から遠い結果となった場合、金融政策に影響が及ぶ」と言明。企業や家計、投資家は、英中銀が国民投票後に景気支援に向け取った措置やインフレのオーバーシュート容認などに注目すべきとした。

英中銀は国民投票後、政策金利を0.25%まで引き下げ。さらに、国債買い入れ枠を60億ポンド拡大し4350億ポンドとしたほか、100億ポンドの社債買い入れなども実施した。

総裁は「全く同じ政策対応になるとは事前に想定できないが、英中銀の実績を踏まえれば、異例の事態において英中銀が限られた期間インフレの目標逸脱に寛容となると同時に、寛容の程度に制限を付けることに前向きなのは明確だろう」とした。

また、円滑なブレグジットとなれば、利上げペースは経済情勢によって決定するとし、投資の上振れがあれば、今後3年で3回の利上げが実施されるという最近の市場予想を上回るペースになる可能性もあるとした。

「金融政策の観点から言えば、英中銀のブレグジットに対する用意は整っている」とし、「英経済がいずれの進路を取っても、金融政策委は十分に備えている。われわれは必要とする手段を有しており、慎重ながらも受身ではない対処を行う」と語った。

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