March 12, 2020 / 2:39 PM / 17 days ago

英中銀の独自デジタル通貨、大きな課題引き起こす可能性=総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は12日、英中銀が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する場合には金融の安定性を巡る危機を回避するために慎重に行動する必要があると述べた。11日代表撮影(2020年 ロイター)

[ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は12日、英中銀が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する場合には金融の安定性を巡る危機を回避するために慎重に行動する必要があると述べた。

英中銀は現金と並行して用いられる独自のデジタル通貨をどのように設計するかについて一般の見解を求めていると発表。ただ設計に向け前進するかどうかの決定には政府の承認が必要となる。

カーニー総裁は英中銀の審議文書の中で、「CBDCには多くの機会があるが、通貨や金融の安定性維持に大きな課題を引き起こす可能性がある。導入する場合には非常に慎重に設計する必要がある」と述べた。

シンクタンク、ポジティブ・マネーの政策部門責任者、デイビッド・クラーク氏は「政府と中央銀行はフェイスブック(FB.O)のリブラなどに後れを取る前にデジタル通貨発行への取り組み加速に向け協力し続けなければならない」とし、英中銀の取り組みを歓迎した。

英中銀の発表によると、独自のデジタル通貨を導入した場合、英ポンド建てとなり、紙幣や商業銀行の預金に置き換わることはなく、また暗号通貨の基盤であるブラックチェーン技術に基づく必要もないという。

ただ、現金と同じく、個人と企業間の支払いにおける代替手段となり、国境を超える支払いが容易になるとした。

また「大量の預金残高が商業銀行からCBDCに移動すると、商業銀行のバランスシートや銀行が提供している信用量に大きな影響を及ぼす可能性がある」とした上で、「それでもなお、CDBCはこれらのリスクを軽減する方法で設計することが可能だ」とした。

英中銀での協議は6月12日まで実施される。

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