October 10, 2018 / 10:24 AM / 2 months ago

英賃金の伸びに「新たな夜明け」=中銀理事

[ロンドン 10日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事は10日、長年低迷していた国内賃金がここ1年で上向いてきており、賃金上昇の「新たな夜が明けつつある」との認識を示した。

 10月10日、イングランド銀行(英中央銀行)のハルデーン理事は、長年低迷していた国内賃金がここ1年で上向いてきており、賃金上昇の「新たな夜が明けつつある」との認識を示した。写真はロンドンで4月撮影(2018年 ロイター/Toby Melville)

ただ、賃金上昇のペースは限られたものになる可能性が高いという。

同理事は、英国の労使紛争の調停・仲裁勧告機関(ACAS)で講演し「光はゆっくりとしか射してこないが、賃金の伸びについて、新たな夜が明けつつある兆しが強まっていると思う」と発言。

「国内コスト圧力の限定的で緩やかな高まりは、金融市場が予想ししている追加利上げの限定的で緩やかなペースを下支えする1つの重要な要因となっている」と述べた。

金融市場は、向こう3年間で25ベーシスポイント(bp)程度の利上げが年1回あると予想している。

英中銀は、ボーナスを含む賃金の伸び率について、直近データの2.9%から来年末までに3.25%に加速し、2020年末までに3.5%になると予想している。

とはいえ、英中銀の予想は高過ぎることが往々にしてある。ハルデーン理事はその主な原因として、生産性に対する楽観的過ぎる見方や、賃金を押し上げずにどの程度失業率が下がるかを過小評価していることを挙げた。

最近は、賃金の伸びは英中銀の予想と一致してきている。

しかし、同理事は、中・長期的には、労働者の団体交渉力の低下、自動化、企業間の競争減少といった下振れ圧力が存在する可能性があると指摘した。

また、英国の自動化が今後10年で米国のレベルに達すれば、賃金の伸びは年0.4%ポイント程度押し下げられ、米国並みに事業の集中が進めば、賃金の伸びは0.05%ポイント押し下げられる可能性があると述べた。

さらに、他国に比べて英国ではマネジメントの弱さがより深刻な問題になっているようだと指摘した。

*内容を追加しました。

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