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コロナ危機でノンバンク業界の問題露呈、対処必要=英中銀当局者

英中銀の市場担当エグゼクティブディレクター、アンドリュー・ハウザー氏は7日、新型コロナウイルス危機に伴う「現金への逃避」がノンバンク業界の金融安定性リスクに対する警鐘になったとし、中銀には同業界の問題に対処する新たな措置が必要と述べた。ロンドンの英中銀で2017年2月撮影(2021年 ロイター/HANNAH MCKAY)

[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の市場担当エグゼクティブディレクター、アンドリュー・ハウザー氏は7日、新型コロナウイルス危機に伴う「現金への逃避」がノンバンク業界の金融安定性リスクに対する警鐘になったとし、中銀には同業界の問題に対処する新たな措置が必要と述べた。

年金基金やマネー・マーケット・ファンド(MMF)、ヘッジファンドなどを含むノンバンクは現在、世界の金融資産の約半分を占めており、2007─09年の金融危機後に銀行に対する規制が強化されたことを受け、ノンバンクは家計や企業を支援する役割を担ってきた。

ただ、ハウザー氏はロイター主催の講演で、ノンバンクが昨年3月の新型コロナ危機に耐えることができなかったと指摘。今後、流動性問題によって経済が脅かされることがないよう改革が必要と主張した。

また、中銀は銀行以外の金融ビジネスに対する規制強化と引き換えに、金融危機時に証券取引を担う「最後のマーケットメーカー」としての正式な役割を検討すべきと強調。これは英中銀が銀行セクターに与えている「最後の貸し手」という役割と酷似したものになるとした。

中核的な金融市場で深刻な市場逼迫や機能不全が発生した際にそれを抑制する今後の措置には国際的な協調が必要とし、2021年には実質的な進展が見られることを期待しているとした。

英中銀の利上げに関しては、決定前にインフレ圧力に関する明確な証拠を確認する必要があるとした。

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