June 27, 2018 / 10:59 AM / 22 days ago

英国の銀行、ハードブレグジットに対処可能 準備は磐石=英中銀

[ロンドン 27日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は27日、来年3月に「ハードブレグジット(強硬な欧州連合=EU=離脱)」となった場合でも国内の銀行は対処できるとの認識を示した。英国の銀行の準備が不十分とするEUの警告を退けた形だ。

欧州銀行監督機構(EBA)は25日、英国のEU離脱に向けた銀行の準備が十分に進んでいないと指摘した上で、銀行は公的な支援介入という「奇跡」を期待すべきでないとくぎを刺した。

これについて、カーニー総裁は記者会見で、EBAの主張には不備があるとした上で、EUの銀行がブレグジット後も英国で銀行業務を継続することを認める一時許可制に触れ、「英国政府がこれまで明確にしている一時許可制をEBAは認識していない」と語った。

さらに、英当局は金融安定リスクへの取り組みを一方的な形で推し進めているが、ブレグジットのリスクを包括的に軽減するにはEU当局による取り組みも必要との考えを示した。

ブレグジットに対する英当局の準備、対応はこれまで「磐石」であり、ハードブレグジットが起きても英銀行システムは実体経済を支えることが可能と英中銀は引き続き判断しているとした。

英中銀の金融行政委員会(FPC)は声明で、国内の銀行は十分な資本を持っており、英国が来年3月に合意なしのEU離脱となった場合でもこれ以上は必要とはならないと指摘した。

また3月以降の移行措置で合意できない場合、英・EU銀および企業が保有する29兆ポンド(38兆ドル)相当のデリバティブ(金融派生商品)を巡る法的拘束力が引き続き確保されるよう、EUは英国と同様の対応にコミットする必要があるとした。

FPCはまた、一握りの銀行を対象に、サイバー攻撃への耐性を調べるストレステストを2019年に初めて試験的に実施するとした。

英中銀はさらに、貿易摩擦が激化しているとして、世界経済のリスクが強まっていると指摘した。

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