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コロナ禍で露呈したMMFの「欠落」埋める必要=英中銀総裁

5月12日、 英中央銀行(イングランド銀行)のベイリー総裁は、新型コロナウイルス流行が始まった当初に「現金化を急ぐ」動きによって資金流出に見舞われたMMF(マネー・マーケット・ファンド)について、規制当局が脆弱性を修復する措置を取る必要があるとの見方を示した。英中銀前で2020年11月撮影(2021年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 12日 ロイター] - 英中央銀行(イングランド銀行)のベイリー総裁は、新型コロナウイルス流行が始まった当初に「現金化を急ぐ」動きによって資金流出に見舞われたMMF(マネー・マーケット・ファンド)について、規制当局が脆弱性を修復する措置を取る必要があるとの見方を示した。

英国のMMFは、昨年3月12─20日の期間に250億ポンド(350億ドル)の資金が流出し、中銀に資産買い入れとレポ市場への緊急資金供給の再開を促す一因となった。

米国でも同様の問題が発生し、米連邦準備理事会(FRB)は新たな資金供給制度を導入した。

ベイリー総裁は、国際スワップ・デリバティブ協会向けの講演で「現金化を急ぐ動きによって、金融危機後の(改革)が未完で、金融不安定化リスクに対するエクスポージャーに関し、危険な欠落を残したことが改めて認識された」と指摘。「この仕事を終わらせる必要がある」と強調した。

同氏は、一部のMMFは、流動性がそれほど高くなく、急いで売買できない可能性がある資産が大部分を占めているにもかかわらず、低リスクで即座の資金アクセスを提供する現金に近い金融商品として投資家に紹介されていると指摘し、改善策の必要性を訴えた。

主要国の金融当局で構成する金融安定理事会(FSA)が規制改革について近く検討を行うとの見通しを示した。

「結果的に、MMFの一部は今まで以上に現金に近い位置付けとなり、一部は現金性が薄まるかもしれないが、曖昧な中間を避ける必要がある」と語った。

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