December 20, 2018 / 3:35 PM / 6 months ago

英中銀、政策金利を0.75%に据え置き ブレグジット巡る不透明感強まる

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は20日、政策金利を0.75%で据え置くことを全会一致で決定した。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る不透明感がここ1カ月で「著しく高まった」と指摘するとともに、原油価格の下落でインフレ率が近く目標の2%を下回るとの見方を示した。

12月20日、英中央銀行は、政策金利を0.75%で据え置くことを全会一致で決定した。写真は4月、ロンドンの英中銀前で撮影(2018年 ロイター/Hannah McKay)

同時に発表された議事要旨では、金融政策委員会(MPC)が、ブレグジットを巡る混乱を憂慮していることが明らかになった。

英中銀は、第4・四半期の成長率を前期比0.2%とし、11月時点の予想の0.3%から小幅下方修正し、19年第1・四半期も同様な状況と予想した。

議事要旨は「ブレグジットの不透明感が、前回会合以降、急速に高まった」とし「これらの不透明感が英金融市場を圧迫している」と指摘した。

中銀は、最近のポンド安、株下落、ボラティリティの高まりに留意していると表明。国内の物価上昇圧力が今後も強まるとの見方を維持したが、原油価格下落で総合消費者物価指数(CPI)の上昇率が来年1月に1.75%前後に押し下げられる見込みとした。

また、ハモンド財務相が10月の秋期財政報告書(予算修正計画)で示した税制措置や歳出措置などで向こう数年間にわたり成長率が0.3%ポイント程度押し上げられるとの見方も示した。[nL3N1X95MI]

ただ、中銀当局者は世界的な景気減速が英経済の重しとなっており、こうした影響は予想より早く顕在化していると指摘。

ING銀行のエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は、中銀は合意なき離脱が回避できれば利上げを再開するとの姿勢は維持したものの、トーンは一段と慎重になっていると指摘。「中銀が発するメッセージはおおむね変わっていない。つまり、中銀は早めの金融引き締めを望んでいるが、ブレグジットによりしばらくは引き締めは阻まれるということだ」と述べた。

中銀の決定を受け、英国債価格がやや上昇、英ポンド相場は対ドルでやや下落するなどの動きが出た。

ロイターのエコノミスト調査では、英中銀の利上げは3月のEU離脱後と予想されている。

英中銀は、離脱後の状況によって政策金利は上下どちらにも振れる可能性があるとの見解をあらためて示した。

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