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英中銀総裁、政策決定の独立性擁護 政治家発言をけん制

 8月4日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁(写真)は、BOEが政府から独立して政策を決定することが重要だと述べ、中銀の独立性を弱める可能性を示す政治家の発言をけん制した。写真はロンドンでの代表撮影(2022年/ロイター)

[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁は4日、BOEが政府から独立して政策を決定することが重要だと述べ、中銀の独立性を弱める可能性を示す政治家の発言をけん制した。

英国ではインフレ率が近く10%を超えると予想されており、与党保守党の政治家がBOEの対応を批判している。

ジョンソン首相の後任を決める保守党党首選で決選投票に臨むトラス外相は、BOEの責務を見直す方針を表明したが、詳しくは説明していない。

ベイリー氏は、中銀の独立体制が1997年にどのように構築されたかを理解することが重要だと指摘。それ以降、BOEの政策運営は非常に適切に進められてきたと強調した。

これに先立ち、トラス氏の盟友であるブレーバーマン法務長官は4日、スカイニュースに対し、物価が高騰する中でBOEの利上げがあまりにも遅かったと非難した。トラス氏が表明した見直しは政策金利の決定に関するBOEの独立性を問うことになると述べた。

ブレーバーマン氏は、BOEの政策を詳細に点検し、BOEに完全な独立性を持たせた目的に適合しているかどうかを見極めると表明。1997年の措置が正しかったかどうかを今点検することは適切であり、機は熟していると主張した。

ただ同氏は、BOEの独立性を剥奪することについて話しているわけではないとも発言。「世界では、中銀の金融政策を巡る独立性の度合いは一律ではなく、多数の異なるモデルがある」と話した。

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