for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

英中銀総裁、安易なLIBOR代替手段に警鐘

 5月11日、英中央銀行(イングランド銀行)のベイリー総裁(写真)は、銀行による意図的な操作が発覚したロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の廃止を巡り、同じ問題を再発しかねない代替品に置き換えてはならないと述べた。写真は昨年3月ロンドンでの代表撮影(2021年/ロイター)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英中央銀行(イングランド銀行)のベイリー総裁は11日、銀行による意図的な操作が発覚したロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の廃止を巡り、同じ問題を再発しかねない代替品に置き換えてはならないと述べた。

LIBORは一部のドル建てを除き12月末に廃止され、代替金利に置き換わることになっている。

規制当局はLIBORの代替として、英中銀のSONIA(ポンド翌日物平均金利)やニューヨーク連銀のSOFR(担保付翌日物調達金利)など、中銀が公表する翌日物の「リスクフリー」金利を採用したい考え。

ただ一部米銀からは、融資先の信用リスクを反映させるため、代替金利やSOFRへの「スプレッド」上乗せを求める声もある。すでに米国市場では数種類が提供されている。

一方、ベイリー総裁は「こうした金利は短期的な代替としては便利かも知れないが、長期的には複雑なリスクがある。これらがストレスがかかる時期に指標性を維持できるかどうか、まだ十分な答えが出ていない」と述べた。

その上で、信用リスクに敏感に反応する代替指標金利が、LIBORの弱点をどの程度補うかは明らかでないと指摘。「英国では、ポンド建てLIBORの移行に際して、信用リスクを考慮した金利は必要とされておらず、求められてもいないという明確なコンセンサスがある。これは賢明なことだと思う」と述べた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up