[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の新チーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は、最近のインフレ高進について、規模と期間が予想を上回っていることが判明しつつあるとの認識を示した。
ただ、金利は今後数年間、比較的低水準にとどまるとの見通しも示した。
ピル氏は7日公表された議員との質疑応答で「新型コロナウイルスの流行が収束し、世界の需給構成が正常化すれば、こうしたインフレ圧力は低下するはずだ。ただ、一時的なインフレ高進の規模と期間は予想を上回っていることが判明しつつある」と発言。
「私は、たとえ新型コロナ流行の影響が薄れても、金利は今後数年間、比較的低水準にとどまると予想している」と述べた。
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