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英利上げへの準備が整った=中銀チーフエコノミストのピル氏

11月26日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の新チーフエコノミストのヒュー・ピル氏は英産業連盟での講演で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後で初めてとなる政策金利の引き上げの計画を実行に移す道は明らかだと語った。写真は2020年3月、ロンドンの英中銀(2021年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 26日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の新チーフエコノミストのヒュー・ピル氏は26日の英産業連盟での講演で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後で初めてとなる政策金利の引き上げの計画を実行に移す道は明らかだと語った。「私の考えでは、今や政策を実行に移す準備が整った」と表明した。

ただ、12月の金融政策委員会で政策金利を引き上げる可能性については、いかなるシグナルも出さなかった。BOEは今月4日の金融政策委員会で政策金利を過去最低の0.1%に据え置き、投資家に衝撃を与えていた。

米金融大手ゴールドマン・サックスのエコノミストだったピルは、英経済はパンデミックによる落ち込みからの回復が続き、頭打ちになっている可能性もあると言及。サプライチェーン(供給網)の問題はインフレ圧力を生じさせており、労働市場は逼迫(ひっぱく)していると指摘した。

つまり、「今後数カ月の間のうちに」利上げしなければならないとするBOEが今月発表した方針を支持したことを意味する。

ピル氏は「言い換えれば、データと分析を踏まえて私たちが置かれている状況を考えると、今後の金融政策の方向性はかなり明確だと考えている」と語った。

しかし、経済にはまだ不確実性があるため、BOEは正確に保証することはできないとも付け加えた。

ピル氏は今後の見通しについて、BOEが金利のガイダンスを公表することに慎重であるべきとの見解を表明。「金融政策委員会は今後数カ月の間に、段階的に政策決定の影響を評価し、さらなる行動が必要なのかどうか、それがいつ求められているのかを判断する必要がある」と言及した。

ピル氏は今月の金融政策委員会で、9人の委員の中で金利据え置きに賛成した7人の委員の1人。アンドリュー・ベイリー総裁も金利据え置きに賛成した。

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