[ロンドン 25日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のテンレイロ政策委員は25日、インフレ高進により可処分所得が打撃を受けているため、英中銀は将来の利上げを検討する際に微妙なバランスを取る必要に迫られるだろうと述べた。
ボッコーニ大学主催のパネルディスカッションで、英中銀は責務として2─3年先のインフレ水準を見越し、インフレが目標を大幅に下回るような行動を避けることが求められると指摘。「総需要が落ち込むため、われわれは非常に微妙なバランスに直面する」とした。
また「労働者は非常に困難な状況に置かれることになる。非常に厳しい選択を迫られ、実質所得が損なわれる」と語った。
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