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英国債利回りが乱高下、減税撤回も踏み込み不足との評価

14日の市場では、英国債利回りが序盤の大幅低下から一転急上昇する波乱の展開を見せた。トラス首相が減税計画を一部撤回すると発表したものの、投資家を納得させることはできず、踏み込み不足との評価が示された格好。 (2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 14日 ロイター] - 14日の市場では、英国債利回りが序盤の大幅低下から一転急上昇する波乱の展開を見せた。トラス首相が減税計画を一部撤回すると発表したものの、投資家を納得させることはできず、踏み込み不足との評価が示された格好。

英10年国債利回り は、取引開始時に3.899%まで低下していたが、その後大きく切り返し、終盤は13ベーシスポイント(bp)上昇の4.33%。

30年債利回りは、取引開始時に4.244%まで低下していたが、終盤では約25bp上昇し4.79%。20年債も同様の値動きを見せた。

トラス英首相は14日、法人税減税策を撤回すると表明。法人税を19%で凍結する方針を覆し、前政権が計画していた25%への引き上げを維持するとした。これにより公共財政は180億ポンド(200億ドル)押し上げられる見通し。

また、クワーテング財務相を解任し、後任にジェレミー・ハント元外相を起用する人事も発表した。

しかし一部の投資家は、クワーテング氏が9月23日に財源の裏付けがないまま発表した450億ポンドの大型減税のうち、さらに多くの部分を撤回すると予想していた。

また債券ストラテジストは、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が市場安定化策として実施している国債買い入れの緊急措置がこの日で終了するため、一段の波乱が起きる可能性を警告している。

中銀による国債買い入れは終了時点で合計193億ポンド。

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