March 12, 2018 / 8:22 AM / 7 months ago

緊縮財政、トンネルの先見えた 債務削減は継続=英ハモンド財務相

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国のハモンド財務相は11日、年末に緊縮財政を緩めることは可能だとの見解を示した。ただ、債務削減を続ける意向も改めて表明した。

英国の本会計年度の財政赤字は国内総生産(GDP)比2%程度とみられており、これは2002年以来の低水準。2010年は10%に上っていた。

年2回の財政報告を13日に控えてハモンド財務相は、BBCテレビで「トンネルの向こうに光が見える。公的債務が17年連続で増加した後、減少の兆しが見えている」と発言。「非常に重要な局面だ。だが、現時点ではまだトンネルを抜けていない。債務を減らす必要がある」と述べた。

欧州連合(EU)離脱による国内経済への影響は不透明であり、有権者の間では8年間の緊縮財政に対する不満が募っている。財務相は既に、2020年代半ばまでの財政黒字化という目標を先送りした。

財務相は昨年11月に提出した予算案に歳出増を盛り込んだが、野党・労働党だけでなく保守党内からも、健康保険制度などのサービスに対する支出を増やすよう圧力を受けている。

労働党の「影の財務相」であるジョン・マクドネル議員は「わが国の昨年の成長率は主要7カ国(G7)で最も低かった」と指摘。「賃金は2007―08年時を下回っている」と述べた。

さらに、国民医療サービスの管理者や学校の校長、地方政府幹部らには保守党の経済政策による負担がかかっていると批判。給付金の引き下げにより来月、最大1100万人に影響が出ると述べた。

ハモンド財務相は、生産効率の上昇など最近の国内経済の回復が長期的な変化を示すものかどうかは不明だとし「持続性を見極める必要がある」と話した。

英国の公的部門の純債務は1月、1兆7000億ポンドとGDPの84%に上った。これは金融危機以前の水準の2倍以上に相当する。

財務相は13日の財政報告で新しい税金や財政出動を明らかにする予定はないとし、経済見通しの変更が主な内容になると述べた。

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