[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は24日、気候関連の企業情報開示について、ネットゼロ経済の目標達成は可能だとの自信を高めるため、世界全体で比較可能性を確立する必要があると述べた。
気候関連の情報開示基準を巡っては、欧州連合(EU)と米国で最終調整が進められているほか、国際レベルでは国際サステナビリティー基準審議会(ISSB)も最終調整を行っており、英国はISSBの基準を採用する方針。
総裁はISSBの基準をどのように適用するかも国によって違いが生じるだろうと指摘。「サステナビリティーと情報開示の基準には一貫性が必要だと強く強調する。広範な比較可能性だけでなく、われわれが目標を達成しつつあるという広範な自信が必要だ」と述べた。
ロンドンで開催された「ネット・ゼロ・デリバリー・サミット」で見解を示した。
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