September 24, 2019 / 10:33 AM / 19 days ago

英財政目標に黄信号、昨年度の赤字をGDP比1.9%に修正

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)は24日、18/19年度(19年3月終了)の財政赤字の国内総生産(GDP)比を1.1%から1.9%に修正した。公的支出の拡大が浮き彫りとなり、財政赤字をGDP比2%未満に抑えるという目標が維持できなくなる公算が高まった。

9月24日、英国立統計局(ONS)は、18/19年度(19年3月終了)の財政赤字の国内総生産(GDP)比を1.1%から1.9%に修正した。2017年11月18日、ロンドンで撮影(2019年 ロイター/Russell Boyce)

18/19年度の財政赤字は、236億ポンドから414億ポンドに修正された。ONSは学生ローンの扱いを変更し、約半分が返済されないと想定する形にした。また、法人税収を下方修正するとともに、公的年金の記録方法も変更した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アンドリュー・ウィシャルト氏は、ジャビド財務相が今月打ち出した2020/21年度の歳出拡大計画を踏まえると「財政目標達成の可能性は消えたようだ」と指摘した。

ジャビド財務相は今月4日の議会演説で、20/21年度のインフレ調整後の経常的歳出を4.1%増やすと表明。

一方で、財政赤字をGDP比2%未満に抑えるという目標の達成を引き続き目指す考えを示した。[nL3N25W0T7]

18/19年度の財政赤字は拡大修正されたものの、依然として01/02年度以来の水準まで低下しており、金融危機直後の09/10年度に記録したGDP比10.2%を大幅に下回っている。

ONSが発表した8月の公的部門財政収支(国有銀行を除く)は、64億1800万ポンドの赤字と、ロイターがまとめた市場予想平均である71億5000万ポンドと比べ、やや小幅な赤字にとどまった。前年同月からは7%縮小。

ただ、欧州連合(EU)離脱を控え、4─8月の財政赤字は前年同期比28%拡大し、312億ポンドとなった。

英予算責任局(OBR)は7月、EU離脱が合意なき離脱となれば、景気後退に突入し、財政赤字が20/21年度までに300億ポンド急増する可能性があるとの見通しを示している。

8月時点の公的部門の純債務残高(国有銀行を除く)は1兆7800億ポンドと、GDP比80.9%に上った。17年10月に付けた金融危機後のピークである85.1%を下回っているが、依然として危機前の水準に比べ2倍に膨らんでいる。

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