November 21, 2018 / 5:03 PM / 22 days ago

英公的部門財政収支、10月は予想上回る赤字

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した10月の公的部門財政収支(国有銀行除く)は88億2000万ポンドの赤字で、赤字幅は前年同月の72億3500万ポンドから拡大し、ロイターがまとめたエコノミスト予想(61億5000万ポンドの赤字)を大きく上回った。ハモンド財務相が前月発表した財政目標の達成に黄信号が点灯した。

10月は、税収は引き続き拡大したものの、政府支出が前年同月を上回った。

ONSは、モノやサービス、社会保障関連の支出の「顕著な」伸びを赤字の要因として挙げた。また国債の利払いも増えた。

KPMG(UK)のチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は、10月の統計を受け、赤字拡大はハモンド財務相が英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が無秩序なものとなった場合を想定して設定した余地を侵食すると指摘した。

メイ首相は前週、EU側と離脱合意案をとりまとめたものの、与党内で批判が噴出し、議会の承認が不透明な状況となっている。

2018/19年度(18年4月─19年3月)の4─10月の公的部門の財政収支は267億ポンドの赤字。赤字幅は前年同期から約30%減少し、年度入りから7カ月の赤字としては2005年以来、13年ぶりの低水準となったものの、予算責任局(OBR)が予想する年度全体の赤字額(255億ポンド)を上回っている。OBRの予想通りにするためには、残り5カ月間を黒字にする必要がある。

国営銀行や英中銀の新融資促進プログラムを除外した10月の公的債務は1兆5985億ポンド。国内総生産(GDP)比で75%となり、前年同月の79%から低下したものの、金融危機前の2倍の水準だった。

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