July 21, 2015 / 3:30 PM / 4 years ago

UPDATE 1-英政府、20年までに最大40%の歳出削減を要請

(内容を追加しました。)

[ロンドン 21日 ロイター] - 英政府は、2020年までに歳出を最大で40%削減する準備を各省に求めた。オズボーン財務相による大幅な歳出見直し策の一環。財務相は総選挙後の今月上旬に発表した予算に盛り込んだ福祉支出の大幅削減に加えて、年間200億ポンド(310億ドル)を捻出する方策を11月25日に発表する。

財務相は目標の200億ポンドを確保するため各省庁に年間の日常的な支出を25━40%削減するよう要請した。

保健医療と学校、防衛、対外援助の大半は削減対象から除外される。

オズボーン氏は声明で「歳出見直しは赤字を消して黒字にし、英国人が分相応に生きていくための次のステップとなる」と強調した。

朝方発表された第2・四半期の英国の公的部門の借入額は前年同期比で約20%減り、財政赤字削減が進んでいることを示した。所得税や法人税による歳入増が寄与した。税収の伸びは、昨年の広範な経済回復からは遅れたものの、ここにきて勢いが出てきた。

ただ、歳出も増えたため6月の赤字額は市場予想より大きかった。英国の赤字額は先進国の中でも非常に大きく、エコノミストらは6月の数字はオズボーン氏の課題の難しさを示すとしている。

HSBCのエコノミスト、リズ・マーティンズ氏は、ゼロ近傍で推移してきた英国の物価は向こう数か月で上昇することが予想され、インフレ連動債の償還にあてる支出が拡大すると指摘。「政府が赤字削減目標を達成するためには、もう少し頑張らないといけない」と述べた。

オズボーン氏は、自身の保守党が自由民主党と連立政権を組んだ2010年から財政の建て直しを試みている。5月の総選挙で保守党が単独過半数を獲得し、オズボーン氏は自身が提唱してきた政府規模の縮小と最低賃金引き上げを推し進める権限を獲得した。

オズボーン氏はこの日、5年前に打ち出した緊縮策の水準を満たすために、各省は公有地の売却も検討するべきだとした。

英国の独立機関である財政研究協会は、簡単にできる歳出削減策の大半は既に実施されており、過去と同じ水準の削減水準を求めるのは難しいとの見方を示している。

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