[ロンドン 31日 ロイター] - 市場調査会社GfKが発表した1月の英消費者信頼感指数は、マイナス14で、5年半ぶり低水準だった先月から変わらなかった。
家計の見通しは改善したものの、英国の欧州連合(EU)離脱を前に、向こう1年間の経済見通しが悪化した。ロイターのエコノミスト予想はマイナス15だった。
家計の財務状況に関する見通しは、インフレ率の低下や賃金・雇用の伸びを背景に改善した。ただ、今後1年の景気の先行き見通しを示す指数は、2011年12月以来の弱い数字となった。
GfKのジョー・スタトン氏は「消費者や企業は確実性を基に繁栄するが、英EU離脱予定日を2カ月後に控え、先行きが見通せない状況になっている」と説明した。