[ロンドン 25日 ロイター] - 英予算責任局は中期経済成長見通しを0.2─0.5%引き下げる意向を政府に伝えた。英紙タイムズが25日報じた。
英経済は10%を超えるインフレ率と労働市場の逼迫により、新型コロナウイルスが大流行する前の水準にはまだ戻らないとしている。
下方修正の結果、92億ポンド(113億4000万ドル)の財政上の余裕が全て失われるという。
予算責任局は昨年11月、2023年は成長率が1.4%のマイナスになるが、翌年プラス成長を回復し、24年は1.3%、25年は2.6%、26年は2.7%の伸びになるとの予想を発表している。
報道によると、同局は今年のリセッション(景気後退)は予想していたよりも短く、浅くなるとみている。
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