February 11, 2019 / 5:56 PM / 8 days ago

英GDP、第4四半期は前期比+0.2%に鈍化 18年は6年ぶり低成長

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2018年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.2%増で、第3・四半期の0.6%増から伸びが鈍化した。これにより、2018年の成長率は6年ぶりの低水準となった。ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を巡る不安が企業の投資を抑えたほか、世界経済の減速も貿易面で影を落とした。

第4・四半期の前期比伸び率は、ロイターがまとめたエコノミストの予想平均と一致したが、イングランド銀行(英中銀)が前週示した予想を若干下回った。

ONSの高官は「第4・四半期の成長鈍化は、自動車や鉄鋼製品の生産が大幅に減少したことや建設部門の不振が背景」と説明した。

2018年の成長率は1.4%と17年の1.8%から低下し2012年以来の低水準となった。輸出が世界経済減速の影響を受けたほか、英離脱問題を巡る不透明な状況に消費者や企業が懸念を強めたことも響いた。

英離脱を巡っては期限が3月29日に迫る中、アイルランド国境の管理問題が障害となり欧州連合(EU)と交わした合意案がいまだに議会で承認されていない。また世界に目を向けると、主要各国の経済は貿易摩擦の激化などを背景に昨年第4・四半期に減速する流れとなっている。

経営者協会のエコノミスト、Tej Parikh氏は「英経済は2018年終盤に夏の勢いを失い、今後さらに冷え込む兆候がみられる」と述べた。

英中銀は前週、今年の成長率予想を0.5%ポイント引き下げ1.2%とした。これは、2009年のリセッション以来の低水準。

第4・四半期は、貿易や企業投資が成長の押し下げ要因となった。

12月のGDPは前月比0.4%減で、2016年3月以来の大幅な落ち込みとなった。

ハモンド財務相は、統計は、英経済が依然「基本的に堅調」であることを示すとの見解を示し、公的予想機関はリセッションを予想していない、と述べた。

EU離脱期日まで7週間を切ったが、離脱案は議会で承認されていない。こうした状況で、第4・四半期の企業投資は前年比3.7%減と2010年第1・四半期以来の大幅な減少を記録。

一方、家計支出は前年比1.9%増と、堅調さを維持した。

ONSが発表した12月の鉱工業生産指数は、前月比0.5%低下、前年比0.9%低下だった。エコノミスト予想は前月比0.2%上昇、前年比0.4%低下だった。

12月の貿易収支は121億ポンドの赤字で、エコノミストの予想(120億ポンドの赤字)とほぼ一致した。EU域外との貿易収支は36億4200万ポンドの赤字だった。

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