[ロンドン 6日 ロイター] - バークレイカードが6日発表した調査によると、英消費者支出の11月伸び率はインフレ率と比べ大きく停滞した。クリスマス休暇を前に家計が財布のひもを締めている。
クレジットカードとデビットカードによる支出は11月に前年同月比3.9%増となり、10月の消費者物価上昇率11.1%を大幅に下回った。
調査では、英国人の約94%がエネルギー料金高騰が家計に与える影響を懸念していると回答したという。
バークレイカードは「衣料品、デパート、レストランに対する不要不急の支出は削減されつつある。多くの英国人はプレゼントやパーティーなど、お祝いのための支出を減らすつもりだ」と指摘した。
一方、英小売協会(BRC)が発表した店舗支出のみを対象とした別のデータによると、11月の売上高は前年比4.2%増となり、伸び率は10月の1.6%から拡大した。食品支出がけん引した。
BRCは「売上高の伸びは現在のインフレ率をはるかに下回っており、売り上げ数量が昨年比で減少し続けていることを示唆している」とした。
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