* 1月の英製造業PMIは52.8(予想:53.5) [ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した1月の英製造業購買担当 者景気指数(PMI)は52.8と、前月の54.2から低下した。 これは3カ月ぶりの低水準。ロイターがまとめた市場予想の53.5を下回った。 英国の欧州連合(EU)離脱で混乱が生じる事態に備えて、在庫を積み増す動きが広がった。在庫を示 す指数は1990年代初めの調査開始以来、最高となった。 生産の拡大ペースも2016年7月以降で最低。 IHSマークイットは、製造業が後退局面に入る「明確なリスク」があると指摘した。 同社のディレクター、ロブ・ドブソン氏は「顧客の事前購入や在庫の積み増しによって一時的に生産と 新規受注が押し上げられているが、基調トレンドは、良く言っても、依然芳しくない」と述べた。 輸出受注は横ばい。世界経済の鈍化が浮き彫りとなった。 雇用は小幅に減少。受注残の減少ペースは加速。企業の楽観度は30カ月ぶりの低水準。EU離脱に対 する懸念や大陸欧州の成長鈍化が背景だ。 物価圧力は低下した。投入コストの上昇率は2016年5月以来の低水準だった。 (