[ロンドン 5日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した6月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は62.4と前月の62.9から小幅低下した。速報値の61.7からは上方改定となった。
一方価格が大幅に伸び、今後の物価上昇を示唆する結果となった。
雇用は7年ぶりの高水準となったものの、労働力不足で受注残は1996年の調査開始以来の高水準となった。これにより購買価格とサービス価格はいずれも過去最高を記録した。
IHSマークイットによると、新型コロナウイルスによる旅行の制限と隔離政策を巡る不透明感を背景に輸出が小幅減少した。一部企業は、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る問題でEU向けの輸出受注に悪影響が出たとの見方を示した。
製造業とサービスを合わせた総合PMI改定値は62.2と1998年1月の調査開始以来の高水準だった5月の62.9からやや低下した。
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