[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した11月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は53.4と、4カ月ぶりの高水準となった。
市場予想は52.5、前月は53.2だった。
住宅建設や商業建設が増えた。ただ、欧州連合(EU)離脱に対する懸念が、今後1年間の企業の見通しの重しとなっている。
建設業の雇用は特に好調で、2015年12月以来の高いペースで拡大している。
IHSマークイットのエコノミスト、ティム・ムーア氏は「新規受注が6カ月連続で拡大しており、従業員数の大幅な増加と増加ペースの加速につながっている」と指摘した。
企業信頼感は5年ぶりの低水準から大幅に回復したが、今年上半期の平均は依然として下回っている。
ムーア氏は「EU離脱関連の不透明感が楽観的な見方を抑制する要因になっているとの回答が多かった」と述べた。
前日発表された11月の英製造業PMIも市場予想を上回った。