[ロンドン 7日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した3月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は56.4で、2月の49.6から大幅に改善した。景況拡大と悪化の分かれ目の50を3カ月ぶりに上回った。
新型コロナウイルス感染抑制のための外出規制が4月から緩和されることを見込んで受注が増えたほか、感染が拡大した昨年2月以降初めて雇用が増加した。
ただ、速報値の56.6からは下方修正された。
ロックダウン(都市封鎖)の影響が最も大きかったサービス業では、約3分の2が今後の事業拡大を予想。居住用不動産取引の増加による恩恵を受けたとの回答もあった。
4─5月に経済活動が再開することをにらみ、雇用も拡大。2019年半ば以来の水準となった。
欧州連合(EU)との通商は1月1日の離脱移行期間終了後から低迷が続いており、アジアや米国からの受注もEU向けサービス輸出の落ち込みを埋めることはできなかった。
ただ、海外からの受注減少幅は、過去13カ月で最も小幅なものにとどまった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」