[ロンドン 8日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が8日発表した5月の英小売売上高は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)解除に伴い大幅に増加した。
5月は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の2019年5月と比べて10%増加した。19年比では、パンデミックが始まってから最大の伸びとなった。
調査を行ったKPMGの小売部門責任者ポール・マーティン氏は、5月は比較的雨が多かったが、消費需要は堅調だったと指摘した。
大半の小売店がロックダウンにより閉店していた前年同月比でも28.4%増加した。
衣料品、靴、家具の売上が特に増加した。4月に多くの小売店が営業を再開し、店頭で商品を確認できるようになったことが販売を押し上げた。行動規制の緩和を受け、夏物衣料の販売も好調だった。
英銀バークレイズ傘下のバークレイカードが発表した5月の消費支出は、19年5月と比べ7.6%増加した。
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