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英サービスPMI、2月は節目上回り8カ月ぶり高水準 新規受注拡大

3日発表のS&Pグローバル/CIPSの2月の英国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は、好不況の分かれ目である50を昨年8月以来初めて上回り、8カ月ぶりの高水準となった。ロンドンで昨年10月撮影。(2023年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 3日 ロイター] - 3日発表のS&Pグローバル/CIPSの2月の英国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は、好不況の分かれ目である50を昨年8月以来初めて上回り、8カ月ぶりの高水準となった。

サービスPMIは53.5で昨年6月以来の高水準。速報値の53.3からも上方改定された。1月は48.7だった。

新規受注は昨年5月以来の大幅な伸びを記録。西欧、米国の需要増大を受けた輸出回復が寄与した。

雇用も拡大した。ただペースは2022年の平均を大きく下回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は、ガス価格や輸送費の下落で投入価格の上昇がピークアウトした兆しが出たと指摘した。コスト圧力は21年6月以来の水準に緩和した。

外食産業やホテル業界は、賃金や食品コストの上昇を指摘するが、最終消費者に完全には転嫁されていない。

製造業とサービス業を合わせた総合PMIは48.5から53.1に上昇。7カ月ぶりに50を超えた。

今後1年の事業見通しを示す指数は11カ月ぶりの高水準だった。

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