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EBAとEMA、移転先選定手続き巡りEU諸国の調整難航
June 21, 2017 / 8:01 AM / 6 months ago

EBAとEMA、移転先選定手続き巡りEU諸国の調整難航

[ルクセンブルク 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の英国を除く27カ国の閣僚理事会が20日開かれ、現在ロンドンに本部を置く欧州銀行監督機構(EBA)と欧州医薬品庁(EMA)の移転先について話し合われた。

 6月20日、欧州連合(EU)の英国を除く27カ国の閣僚理事会が開かれ、現在ロンドンに本部を置く欧州銀行監督機構(EBA)と欧州医薬品庁(EMA)の移転先について話し合われた。写真はロンドンで3月撮影(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

多くの加盟国が既に名乗りを上げているが、選定手続きについては異論が噴出し、合意が成立しなかった。移転先が決まるまで、EUに残る27カ国の結束を試す機会となりそうだ。

議長を務めたマルタのダッリ社会対話・消費者・市民の自由担当相は「政治的側面が強いものの、EU27カ国の結束がわれわれの優先課題だ」と述べた。

外交筋らは両機関が同一国に移転することはないとしているものの、ドイツやアイルランドは既に両機関の受け入れを申請する方針を表明。

これに対し、2004年以降にEUに加盟した東欧諸国はEU機関の設置が少ないことに苦情を唱えており、格差を是正するよう求めている。

選定に当たっては、EUの執行機関である欧州委員会が、物流・インフラ面、雇用市場へのアクセス、医療面などに関する判断基準を提案する。

東欧諸国はこうした基準が富裕な西欧諸国に有利に働くと指摘し、地理的な分散を考慮すべきと主張している。

またイタリアは、欧州委が有力候補地を絞り込むべきだとして20日の理事会での同意を保留。外交官らによると、オランダも同意を保留した。

選定手続きは、22日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議で最終決定する予定。候補地は7月末まで募集する。

最終的な移転先は10月にEMA、EBAの順で決定される見通し。

EMAについては、バルセロナ、ミラノ、コペンハーゲン、ダブリンが既に誘致キャンペーンを開始。

EBAについては、フランクフルト、パリ、アムステルダム、ウィーン、リヨン、ストラスブールが名乗りを上げている。

EMAの年間予算は3億6000万ドル。従業員は2機関合計で1000人強。

あるEU高官は、各国政府にとっては比較的少額の予算に言及。「冗談のような問題だ。予算面では何の問題もないが、賭けの代償は大きい。27カ国の結束がかかっている」と語った。

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