[ロンドン 3日 ロイター] - 英首相府は、欧州連合(EU)離脱後のアイルランド国境問題を巡り代替案を模索する与党保守党議員の作業部会を新たに設置し、バークレイEU離脱担当相が4日に初会合を開くと発表した。
英議会は前週、アイルランド国境問題に関するバックストップ(安全策)を代替措置に置き換えることを求める案を可決し、この修正が行われれば議会はメイ首相の離脱案を支持するとした。
首相府は「この作業を進めるため、政府は代替措置作業部会を設置し、同部会はバークレイEU離脱担当相と定期的に会合を開く」と発表。4日に初会合を行い、5日と6日にも会合が予定されているとした。
メンバーは離脱推進派のスティーブ・ベイカー、マーカス・フィッシュ、オーウェン・パターソン各議員や親EU派のダミアン・グリーン、ニッキー・モーガン両議員らで構成し、複数省庁の担当者が支援する。
首相府は、ジェフリー・コックス法務長官がバックストップの法的側面の修正について、一方的な打ち切りの仕組みや期限設定などの案を検討していることも明らかにした。