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金融サービス巡るEUの立場は「問題」、離脱受け英中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は6日、英国が欧州連合(EU)から完全に離脱した後の金融サービスについて、EUの立場には問題があるという認識を示した。エストニアで2019年4月撮影(2021年 ロイター/INTS KALNINS)

[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は6日、英国が欧州連合(EU)から完全に離脱した後の金融サービスについて、EUの立場には問題があるという認識を示した。

年初からの完全離脱に伴い、英金融機関によるEU市場への全面アクセスは終了し、「同等性」と呼ばれるEUの制度が適用される。同等性とは、EUが外国の銀行、保険、その他金融機関に対し、母国のルールがEUと「同等」に頑健だと見なされる場合に限って市場アクセスを与える制度だ。

ベイリー氏は「なぜ人々がオープンマーケットを敬遠したがっているのか理解しかねるが、EUは規制に関する将来的な意向について、英国からさらに多くの情報を求めているというのが現状だ」と議会で語った。

さらに「同等性については、率直に言って非常に問題があると思っている」と指摘。英国のルールを固定化したり、EUに歩調を合わせるように変更したりすることは現実的でなく、アクセス向上の対価として盲目的にEUのルールに従うべきでないと訴えた。

総裁は、市場アクセスを確保するために英国がEUのルールをおとなしく受け入れることがあってはならないと主張。英国の銀行が配当金の支払いを自由に決定できることを望んでいるとし、英中銀が昨年、配当金の支払いを禁じたのは新型コロナウイルス感染拡大を受けた例外的な措置だったと述べた。

EU離脱の結果、金融サービス業界では5000─7000人の雇用が失われたものの、一部の予想ほどは膨らんでいないとした。

*内容を追加しました。

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