February 9, 2018 / 3:07 AM / 15 days ago

英国のEU金融市場への簡単なアクセス、実現性薄い=独連銀理事

[ロンドン 8日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)のドンブレット理事(銀行・金融監督担当)は8日、当地で講演し、英国の欧州連合(EU)離脱後もロンドンの金融街シティーが描くような、EU金融市場への簡単なアクセスは実現性が薄いとの見解を示した。その上で英国を拠点とする銀行にEUでのライセンスを申請するよう促した。

理事は英国とEUがそれぞれの金融規制を「相互承認」する、あるいは幅広く受け入れるというシティーの提案を疑問視。提案実現には、「大きな努力が必要だが、社会的な利益に見合わない可能性がある」とし、金融サービスにおける自由貿易の公算は非常に少ないとの見通しを明らかにした。

金融業界首脳が先週ロイターに語ったところによると、EU欧州委員会当局者らは相互承認の提案について、EU非加盟で欧州単一市場に参加している国の利益に照らせば、受け入れられないと指摘した。

英政府は、EUとの貿易交渉における金融サービスの位置付けについて、まだ詳細を明かしていない。

ドンブレット理事はさらに、英EU離脱の影響を緩和するための「移行期間」を頼みとし、EUへの銀行ライセンス申請やEU内拠点へのスタッフの異動を巡る厳しい決断を先送りすることに警鐘を鳴らした。

理事はEUと英国が来年3月までに移行期間で合意しても、国際的な銀行が強く望んでいる法的な確実性を担保するものではないと強調。「移行期間は安全網(セーフティーネット)ではない」と明言した。

理事はその上で、欧州当局は英国を拠点とする100以上の金融機関を監視しており、これらがEUのライセンスを改めて申請する必要があるとの見方を述べた。

欧州中央銀行(ECB)の金融監督当局者は7日、8銀行がライセンス申請に向け正式な手続きを進めており、他に4行がユーロ圏での業務拡大を検討していると明かした。

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