April 13, 2018 / 2:33 AM / 13 days ago

ロンドンは国際金融拠点の地位失う可能性、金融大手幹部らが警告

[ロンドン 12日 ロイター] - 大手金融機関の幹部は12日、英国の欧州連合(EU)離脱によってロンドンが国際金融拠点としての地位を失う可能性を警告した。また、企業が欧州単一市場へのアクセスを維持するため、ロンドンでの雇用を国外に移す準備を進める中、英国ではこうしたEU離脱の影響がまだ表面化していないと指摘した。

 4月12日、大手金融機関の幹部は、英国の欧州連合(EU)離脱によってロンドンが国際金融拠点としての地位を失う可能性を警告した。写真はロンドンの金融街。1月撮影(2018年 ロイター/Toby Melville)

米金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N)のブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、政治メディアのポリティコに対し、14億ドルを投じてロンドンに新たな欧州本部を建設する計画について「工事は進んでいるが、数年前にEU離脱を分かっていたら、異なる決定をしていた可能性がある」と発言。ロンドン以外の建設地を選んでいた可能性を示唆した。

欧州の金融拠点としてロンドンが今後どうなるかはEU離脱交渉で主要な課題の一つ。金融業は英国にとって最大の輸出セクターであり、最大の税源でもあるほか、国内総生産(GDP)の約12%を占める。

ブランクファインCEOは、各企業は英国の経済活動の低下につながる可能性のある決断をしていると指摘。現時点で英国にその影響がほとんど表れていないことは予想外だと述べた。

英国は来年3月にEUを正式に離脱する。

スペインの大手行サンタンデール銀行(SAN.MC)のボティン会長は、ロンドンの金融拠点としての成長はEU離脱後の混乱で止まると予想する。

同会長は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がロンドンで主催したイベントで「英国を離れる企業や人々はさほど多くないとは思うが、われわれが懸念すべきは英国に来ない人々だ。英国にはかつての勢いがない」と語った。

一方、英国のデービスEU離脱担当相はロンドンの金融街「シティ」が欧州の金融拠点としての地位を維持するとの見方を強調。ロンドンでの会合で「大規模な移転は起こらない。5年後、10年後もロンドンは世界で最大かつ最も重要な拠点であり続ける」と語った。

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