November 14, 2018 / 11:34 PM / a month ago

離脱合意草案、英金融サービスのEU市場アクセス限定的に

11月14日、英国が欧州連合(EU)からの離脱を巡り合意した草案は、離脱後に英国の金融サービスセクターにEU市場への基本的なアクセスのみを与える内容となった。ロンドンで2017年8月撮影(2018年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 14日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)からの離脱を巡り合意した草案は、離脱後に英国の金融サービスセクターにEU市場への基本的なアクセスのみを与える内容となった。

EUでは、EUの規則に沿った規則を持つ国の金融サービス会社に域内顧客へのアクセスを認める「同等性」制度があるが、合意草案はこの既存の制度に基づいた内容。EUはこの制度に基づくアクセスを多くの国に認めており、英国はより広範なアクセスなどを認める優遇措置を求めていた。

EU機関に対し金融サービスに関する助言を行ってきた元バンカーでコンサルタントのグラハム・ビショップ氏は「ひどい」内容だと指摘。草案は「非常にあいまいで、域内の利益のために決定を下せるEUの能力を強調している」と語った。

英国の銀行や保険会社などの金融サービスセクターは現在、EU域内であらゆる金融事業が認められいているが、「同等性」規則の下ではアクセスがより制限され、商業銀行融資など主要業務ができなくなる。

法律事務所ホーガン・ロヴェルズの試算によると、同規則の対象事業はEUのクロスボーダーの金融サービス事業全体の4分の1にとどまるという。

合意草案では英金融サービス業界はEUへのアクセスが米国や日本の主要企業と同等レベルにとどまり、今後数年にわたってEUの多くの金融規則に縛られることになる。

ただ、ホーガン・ロヴェルズの弁護士レイチェル・ケント氏は、合意草案は将来の「同等性」制度改善の可能性を排除していないと指摘「扉は閉ざされていない。現時点ではこれがわれわれが望める最善の内容かもしれない」と語った。

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