November 28, 2018 / 8:06 PM / 15 days ago

英中銀ストレステスト、主要行すべて合格 合意なきEU離脱でも

[ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)は28日、国内主要7行を対象に行った年次のストレステスト(健全性審査)の結果を公表し、全行が合格したと明らかにした。また、英国が欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を合意のないまま迎えることになっても、融資を抑制せずに対処できるとした。

 11月28日、イングランド銀行(英中銀)は、国内主要7行を対象に行った年次のストレステスト(健全性審査)の結果を公表し、全行が合格したと明らかにした。写真はロンドンの金融街カナリーワーフで19日撮影(2018年 ロイター/Toby Melville)

中銀金融行政委員会(FPC)は、合意なし、あるいは移行期間なしのブレグジットとなった場合のシナリオについて検証したと説明。併せて発表した半期に一度の金融安定報告書で「英銀行システムは十分に堅固で、無秩序なブレグジットの場合でも家計や企業にサービスを提供し続けられる」と評価した。

また、ストレステストが無秩序なブレグジットのシナリオより厳しい条件で審査しているとした上で、テストの結果、資本積み増しが必要と判断された銀行はないと指摘した。

審査対象はHSBC、バークレイズ、ロイズ・バンキング・グループ、サンタンデール銀の英国部門、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、ネーションワイド、スタンダード・チャータード銀行。

テストでは、国内外で経済危機が同時に発生し、さらに不正行為による大規模な費用計上が想定された。FPCによると、不良債権の引当金に関する新たな会計ルールの影響を踏まえた上で、全7行が合格したという。

一方、今回の結果を受けて、バークレイズなどによる株主還元強化への期待が弱まる可能性がある。

インベステック(ロンドン)の銀行アナリスト、イアン・ゴードン氏は結果を受けて、バークレイズによる自社株買いは「2019年との観測があるが、20年になるとの予想を維持する。規模は10億ポンドというのが現時点での予測だ」とした。

バークレイズは発表文で、2018年の配当を6.5ペンスと、従来の2倍以上に増やす方針に変わりはないと発表。増配には規制当局の承認が必要。

2008年に公的資金の注入を受けたRBSはストレステストに難なく合格。同行は8月に国有化以降で初の中間配当を実施すると発表しているが、今回の結果は増配に道を開く可能性がある。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below