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英EU離脱交渉、将来巡る協議開始は遠い=バルニエ交渉官
2017年8月31日 / 23:00 / 23日前

英EU離脱交渉、将来巡る協議開始は遠い=バルニエ交渉官

 8月31日、28日から開かれていた英国の欧州連合(EU)離脱を巡る第3回交渉会合が31日に終了した。EUのバルニエ首席交渉官(写真)は、離脱後の関係を巡る協議入りに必要な進展は得られなかったと明らかにした(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

[ブリュッセル 31日 ロイター] - 28日から開かれていた英国の欧州連合(EU)離脱を巡る第3回交渉会合が31日に終了した。EUのバルニエ首席交渉官は、離脱後の関係を巡る協議入りに必要な進展は得られなかったと明らかにした。

一方、英国のデービスEU離脱担当相は「一定の具体的な進展」があり、アイルランドとの国境について「高いレベルの見解一致」が見られたとの認識を示した。また、離脱に伴い英国が支払う清算金について、中身を「厳しく」問いただしていく考えを示したが、将来もEUとの協力関係を望む立場から、必要最小限を上回る額を支払うことを検討する可能性もあるとした。

バルニエ氏は会合終了後の記者会見で、両者は一部の厳密な解釈について合意したと述べ、アイルランド国境を巡る協議は「有意義」だったとした。

一方で、主要議題について明白な進展はなかったとし、「英国とEUの将来の関係を巡る交渉開始を欧州委員会に提言するために十分な進展が得られたと言うにはかなり遠い」と語った。

EUは、英国に住むEU市民の権利保護や英国とアイルランドの国境問題、英国が離脱に伴い支払う清算金についてまず合意することが必要だとしている。

バルニエ氏は、離脱後も英国に住むEU市民の権利をEU司法裁判所の管轄とすることを求めるEU側の要求を英国はなお拒否しているとした。

清算金については、依然として大きく意見が分かれていると指摘。7月の時点で英国は離脱後も財政義務を負うことを認識していたが、今週の会合では、離脱後はこうした義務はなくなるとの考えを示したとして英国を批判した。

EUはこれまでに、清算金の額を約600億ユーロ(710億ドル)としているが、英国はこれを拒否している。

デービス担当相は「納税者のために、(清算金の)中身を厳しく問いただす義務がある」と述べた。

また「今週の協議で英国のほうがEUより大幅に柔軟な姿勢であることがあらためて示された」と指摘。「離脱条件と離脱後の関係に重なる部分が生じるのは不可避で、両者を明確に分けることはできない」とし、これらの交渉を並行して進めることを求める英国の立場をあらためて強調した。

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