[ロンドン 5日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)は5日、国内企業が合意なき欧州連合(EU)離脱のリスクに対応するため、多額の資金を生産的な投資から準備作業に振り向けていると見方を示した。
CBIによると、大半の企業は合意なき離脱よりも、EU離脱の延期を目指す野党の動きを歓迎するとみられるが、政治の先行き不透明感を巡る企業の懸念は払拭されていない。
CBIのキャロリン・フェアバーン事務局長は「合意が成立するまで、企業は引き続き多額の資金を生産的な投資から合意なき離脱の準備作業に振り向けるだろう。海外投資家は英国が安定した開かれた事業拠点なのかを引き続き問うことになる」と述べた。