February 26, 2018 / 6:14 AM / 10 months ago

英労働党、EU関税同盟に対する支持表明へ メイ首相に圧力

 2月26日、英国の最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首は演説で、欧州連合(EU)との関税同盟に関する合意を同党として支持する姿勢を表明する見込みだ。写真は昨年11月、ロンドンで会見する同党首(2018年 ロイター/Mary Turner)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英国の最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首は26日の演説で、欧州連合(EU)との関税同盟に関する合意を同党として支持する姿勢を表明する見込みだ。

保守党を率いるメイ首相はすでに、EU離脱(ブレグジット)後にEUとの関税同盟に残る可能性を否定している。経済が急成長している中国やインドとの新たな貿易協定の妨げとなるためだ。労働党としての関税同盟合意への支持表明で、メイ氏は追い込まれる可能性がある。

離脱支持派は以前から、世界で貿易協定を結ぶことは、離脱後の英国にとって最大の潜在的利益の1つとなるとの見方を示してきた。

他方、EUとの関税同盟にとどまった場合、英国はEU加盟国への輸出において関税障壁を回避できるとともに、北アイルランドやアイルランド共和国との間のいわゆる「ハードボーダー」(厳格な国境管理)へ回帰するリスクも避けることができる。

古くからの左派であるコービン党首は、メイ首相と同様に、欧州単一市場からの撤退を志向すると表明すれば、党内の一部を失望させることになる。

演説原稿によると、コービン党首は「ブレグジットはわが国に大惨事をもたらすと言う人もいるだろう。ブレグジットでわが国は『乳と蜜の流れる土地』(豊かな土地の意味)になるという人もいるだろう。真実はもっと現実的なものであり、われわれの手の中にある。つまり、ブレグジットはわれわれが共に作り出すものだ」との考えを示した。

労働党は現在、世論調査で優勢だが、保守党と同様にブレグジットに関して党内の意見が大きく割れており、週末にはその分裂が表面化した。党幹部の80人以上がコービン党首に対し、EU単一市場への残留にコミットするよう求めた。

労働党の影の内閣でEU離脱担当相を務めるスターマー氏は25日、党が政権を奪還した場合、EUとの新たな関税同盟へ恒久的にとどまるために交渉することで党内合意したと明らかにした。

これにより労働党は、関税同盟への残留のための通商法案の修正を支持する保守党議員側に賛成票を投じる可能性がある。

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