October 19, 2018 / 2:23 AM / a month ago

デリバティブ市場、合意なき英離脱でも崖から転落せず=EU当局者

 10月18日、欧州連合(EU)の欧州委員会当局者は、英国のEU離脱によって生じるデリバティブ市場へのリスクに関する報告書を踏まえて当局が対応策を講じる可能性があるとの見方を示し、英国が合意のないまま離脱すれば市場が崖から転落するとの見方を否定した。写真はドムブロフスキス欧州副委員長。アテネで6月撮影(2018年 ロイター/Costas Baltas)

[ロンドン 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会当局者は18日、英国のEU離脱によって生じるデリバティブ市場へのリスクに関する報告書を踏まえて当局が対応策を講じる可能性があるとの見方を示し、英国が合意のないまま離脱すれば市場が崖から転落するとの見方を否定した。

ドムブロフスキス欧州副委員長(金融安定担当)は、来年3月の離脱日前後に想定される潜在的な安定リスクに関する調査の中間報告が数日中に公表されると明らかにした。

調査は欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中銀)が欧州委や英財務省の情報提供を受けて主導している。

金融機関や英中銀はEUに対し、合意なき離脱となった場合に保険契約やデリバティブ契約に混乱が生じないよう事前に対応策を講じるよう求めている。

英国は契約の継続性を確保する法的措置をとっているが、EUはこれまでのところ同様の対応はしていない。

ドムブロフスキス副委員長はイベントで、デリバティブの決済は懸念される分野の1つだが、民間セクターは3月までに契約をロンドンからEUに移すなどの対応をとることでリスクを軽減できるとの見方を示した。

その上で、中間報告が公表されれば「必要な具体的措置や、規制面でとるべき対応があるかどうかも明らかになる」と述べた。

英国はEUとの離脱合意に移行期間に関する合意も盛ることを望んでおり、そうなればEUとのデリバティブ取引は2020年末まで混乱なく継続することが可能になる。

合意なき離脱となった場合のデリバティブへの影響を巡る質問に対し、欧州委当局者は「崖はない」と答えた上で、デリバティブ契約への対応は個別に行われると述べた。

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