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ブレグジット交渉非常に複雑、2年以上必要=ユーロ圏会合議長
2016年11月16日 / 17:42 / 1年後

ブレグジット交渉非常に複雑、2年以上必要=ユーロ圏会合議長

[ロンドン 16日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長は16日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る交渉は非常に複雑で予定されている2年以上の期間が必要になるとの見方を示した。

 11月16日、ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は、英EU離脱交渉は複雑で2年以上必要との見方を示した。写真はブリュッセルで7月撮影(2016年 ロイター/Francois Lenoir)

英国は来年3月末までにEU基本条約(リスボン条約)の第50条を発動するとしている。発動から2年後にEU離脱は成立する。

ただ、英国政府のブレグジットに対する姿勢には分裂の兆しがみえ始めている。欧州側はポピュリストによる反発で分断を進むことがないように、EUの団結を強く望んでおり、離脱交渉は長く緊迫したものになるとみられる。

オランダの財務相でもあるデイセルブルム氏はロンドンで開かれたイベントで「離脱交渉は極めて複雑だ。2年よりもかなり長い期間かかるだろう」と指摘。「英国の国民投票の後、英国と欧州はお互いに疑念を抱いている」と述べて、双方にとってマイナスな状況に陥っているとした。

英メディアが機密メモの内容として報じた内容によると、英国政府はEU離脱について包括的な戦略がなく、メイ政権の閣内不一致により明確な交渉姿勢を固めるのに6カ月の遅れが生じる可能性があるという。政府はメモには信ぴょう性がないとして報道を否定した。

EU離脱を決めた6月の英国民投票は、世論調査による予想に反しており、EUとしてもこうした結果を想定していなかった。「人々はブレグジット計画を持たない英国をジョークとして取り上げるが、欧州の人々も多くは無計画だった」とデイセルブルム氏は述べた。

デイセルブルム氏は「より望ましい」選択肢は、英国がリスボン条約第50条を発動しないことだが、それが不可能な場合には、自国オランダと英国の間の自由貿易をできるだけ維持したいとした。

国民投票で英国民をEU離脱賛成に動かした大きな理由となった移民問題は、来年に選挙を控えるオランダでも極右政党のポピュリスト、ヘルト・ウィルダース氏支持の原動力となっている。

世論調査では、イスラム系移民をオランダ国境で阻止し、ユーロ圏とEUからの離脱を掲げるウィルダース氏は、ルッテ首相率いる自由民主国民党(VVD)やダイセルブルーム氏が属する労働党よりも高い支持率を誇っている。

ダイセルブルーム氏は現在のオランダの法律では、英国のようなEU離脱に関する国民投票は認められておらず、国民も離脱は望まないだろうと強調。「オランダはEUに留まるだろう。ブレグジットの後、オランダ国民の(EUへの)支持率は大きく上昇している」と述べた。

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