[ロンドン 23日 ロイター] - オズボーン英財務相は、英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決定すれば、1年間の景気後退に陥るとの見解を示した。23日に行う予定の講演の抄録を財務省が公表した。
財務相はこの中で「英国民は自らに問いかけるべきだ。わざわざ景気後退に賛成票を投じることができるのかと」とした上で、「英国民は本当に自ら景気後退を生み出したいのだろうか」と訴えた。
最新の世論調査によると、英国のEU離脱の是非を問う6月23日の国民投票では「残留」が優勢となっているが、世論調査機関は結果は予断を許さないとしている。
オズボーン財務相とキャメロン英首相は、ともに「残留」を訴えるキャンペーンを主導している。
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