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英、金融アクセスで「安定的関係」要求 EUは厳しい対応

[ロンドン/ストラスブール 11日 ロイター] - 英国のジャビド財務相は11日、金融サービスの分野で欧州連合(EU)と「向こう何十年間」安定した関係を築きたいと述べた。一方、EUからはすぐさま反論の声が上がった。

EUを先月離脱した英国は大規模な金融サービス部門を有するが、2021年1月からEU金融市場での優遇措置は適用されなくなる。英金融機関は、規制が「同等」と見なされる分野でのみEU市場にアクセスが認められることとなる。

ジャビド財務相はEUに対し、英国の金融部門を「同等」と見なすように求めた。EUの「同等性評価」制度の下、英国がEUと同じ程度しっかりとした規制体系を備えていると判断された場合、英企業はEU市場にアクセスできる。

ジャビド氏はロンドンのビジネス紙「シティーAM」に対し「短期的に重要なだけでなく、向こう何十年間と続くEUとの協力関係の基準を定める上で重要だ」とした。

英議会でも、EUは同等性評価で英国が引き続き基準を満たしていると認めるべきだと述べた。

一方、英国との交渉を率いるEUのバルニエ首席交渉官はEU議会で、英国は金融セービスの取り決めについて勘違いするべきでないと反論。「英国の全般的・包括的・恒久的な同等性」を認めることはないと主張した。

英国とEUは6月末までに同等性評価の判断で合意しなければならない。ただEUは、金融市場のアクセスに関する取り決めは漁業権など、より広範な貿易協定と合わせて決めるとしている。

英政治専門メディア「ポリティカルピックス」が10日に報じた政府資料とされる画像によると、英国は初期段階の交渉姿勢として「包括的・恒久的な同等性」を求めている。画像の信ぴょう性は確認できていない。

同等性が認められるかどうかが定かでない中、英国の金融企業は、アクセスがなくなったり制限されたりする事態を避けるためにEUに支店を設けている。

より広範な取り決めでは、EUは英国に対して、公正な競争を保証する義務と合わせた上で関税や輸入割当なしの優遇アクセスを認める準備はできているとしている。

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