[パリ 2日 ロイター] - フランス大統領府は2日、マクロン仏大統領は、英国の欧州連合(EU)離脱に向けた英国との交渉を担当するバルニエ首席交渉官に全幅の信頼を寄せており、3日に予定するメイ英首相との会合にバルニエ氏をないがしろにする意図はないと説明した。
メイ首相は3日、南フランスにあるマクロン大統領の別荘で大統領と夕食を共にする。
大統領府の当局者は記者会見で「3日の会合は交渉ではなく、バルニエ氏が主導する離脱交渉に代替するものではない」と述べた。
当局者は、バルニエ氏はEUに残留する全27カ国を代表して離脱交渉にあたっているとし、EU離脱後の英国とEUとの関係を巡る英国の提案へのバルニエ氏の慎重な対応をマクロン大統領は全面的に支持していると語った。