October 9, 2018 / 11:07 AM / 12 days ago

ハードブレグジットなら大打撃、独シンクタンクと経済団体が警告

[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツのケルンにあるIW経済研究所は9日、英国が合意なしに欧州連合(EU)を離脱するハードブレグジットとなった場合、ドイツ企業には総額で年30億ユーロ(34億4000万ドル)以上の追加関税がかかってくると試算し、同国の対英輸出は最大57%減少する可能性があるとの見通しを示した。

英国とEUはともに、今月17─18日のEU首脳会議で離脱交渉の大幅な進展を図ろうとしている。

ドイツ最大の経済団体、ドイツ産業連盟(BDI)のマネジングディレクター、ヨアヒム・ラング氏は、今月の首脳会議で交渉の突破口を見いだす必要があると指摘し「そうでなければ、無秩序なブレグジットに陥り、深刻な危機をもたらす」と述べた。

ラング氏は、ハードブレグジットは欧州の企業、英およびEUの労働者に多大な困難をもたらすことになるとし、多くの企業はハードブレグジットを想定した準備をしており、物流面で不安があるとして4月から英国での生産を停止しようとする企業もあると指摘した。

IW研究所は、ハードブレグジットなら追加コストの6割前後を負担する自動車セクターが特に大きな影響を受けるとみている。

また、ドイツの国内総生産(GDP)の約5%は直接もしくは間接的に英国との貿易に関係しており、ドイツ企業にとっては3番目に重要な貿易相手国になっていると分析。「予測可能な将来にこの構図が劇的に変化する可能性がある」としている。

マルコス・ユング研究員は、ハードブレグジットの場合、ドイツから英国への輸出が急減する可能性に言及し「この恐ろしいシナリオが、政治家に建設的行動を迫るはずだ」と述べた。

長期的には、ハードブレグジットが恐らく価格上昇とドイツの物品のフローのシフトにつながると予想している。

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