October 17, 2018 / 8:25 PM / a month ago

英首相、離脱交渉合意は「なお可能」 欧州議会議長「新提案はない」

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 英国のメイ首相は17日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に出席し、EU離脱交渉を巡る合意はなお可能との考えを示した。

10月17日、英国のメイ首相は、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に出席し、EU離脱交渉を巡る合意はなお可能との考えを示した。ブリュッセルで欧州委員会のユンケル委員長(右)と握手するメイ首相(2018年 ロイター/Francois Lenoir)

メイ首相は、他の加盟国首脳らに向けて話す時間を15分与えられた。その後メイ首相以外は夕食会で、交渉が同意に至らないまま英国が離脱した場合の対策を協議した。

英政府当局者によると、メイ首相は「われわれは困難な交渉をともに建設的態度で行うことが可能だと証明してきた。良い結果が出せることをいまも確信している」と断言。「最終段階には双方の勇気、信頼そしてリーダーシップが必要だ」と述べたという。

この日は、離脱交渉に十分な進展があったかどうかが話し合われ、英以外の27カ国は「決定的な進展」から程遠いと判断。11月17─18日に予定されていた臨時首脳会議の延期が決まった。

その代わり英首相には、EU側が交渉の重大な障壁になるとみなしている大半の英国内問題を解決するため、数週間の猶予が与えられた。

メイ首相は9月にオーストリアで行われた前回のEU首脳会議で、北アイルランド国境問題に関するEU案を拒否。EU側から怒りを買ったが、複数のEU当局者によると、今回メイ首相の態度はかなり落ち着いていたという。

欧州議会のタヤーニ議長は「前回サミットよりリラックスしたトーンだったことは間違いない。友好のメッセージがあった」と述べた。「ただ、斬新な内容が含まれているとは感じなかった。トーンには、合意を望む意志が感じられた」とも話した。

マクロン仏大統領の側近は、27カ国首脳らの協議は大半が、メイ首相が英国議会と取引をする困難さに関するものだったと説明した。

オーストリアのクルツ首相は「今後数週間か、数カ月以内に交渉で合意に達することを楽観視している」と述べた。

EUのバルニエ首席交渉官は16日、英国が離脱する来年3月までに条約を準備するためには、交渉の最終的な合意期限が12月になるとEU加盟各国に通達した。

メイ氏は、EUのトゥスク大統領が求める「創造的な」新提案を用意してきたのかとの質問には答えず、「これまでにほとんどの問題は解決してきた。北アイルランド問題についてなお問題が残っている」と述べた。また、緊密に取り組めば合意を実現できると強調した。

タヤーニ議長は、メイ首相が離脱後の移行期間を現行の2020年末から1年間延長する案について検討すると考えを示したが、前向きかどうかは明らかにしなかったと述べた。

*内容と写真を追加し、カテゴリーを変更します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below