November 14, 2018 / 9:59 PM / a month ago

英離脱合意草案、交渉妥結へ決定的な一歩=EU首席交渉官

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を巡りEU側の交渉を担うバルニエ首席交渉官は14日、英内閣が離脱合意草案を承認したことは秩序ある離脱に向けた「決定的な」一歩との認識を示した。

11月14日、英国の欧州連合(EU)離脱を巡りEU側の交渉を担うバルニエ首席交渉官は、英内閣が離脱合意草案を承認したことは秩序ある離脱に向けた「決定的な」一歩との認識を示した。写真はメイ首相の閣僚会議後にブリュッセルで記者会見するバルニエ氏(2018年 ロイター/Francois Lenoir)

アイルランド国境の管理厳格化を回避する解決策を見出したとの考えも示した。

ただ、円滑な離脱に向けた道のりはなお長く、困難に直面する可能性もあると指摘した。

メイ英首相が合意草案に閣僚の支持を取り付けた後間もなく、バルニエ氏は記者団に対し、「合意は離脱交渉の妥結に向けた決定的で非常に重要な一歩だ」と述べた。

また「草案は厳密で詳細な文書であり、離脱の影響が生じる全ての問題であらゆる当事者に法的な確実性を提供するものだ」と強調した。

「道のりはまだ長く、秩序ある離脱を確約し、英国との野心的で持続的なパートナーシップを築くのは困難かもしれないと承知している」とも述べたが、英国は「EUの友人であり、パートナー、同盟国であり続ける」と言明した。

バルニエ氏は、合意に向けた「決定的な進展」が得られたとする勧告をEU加盟国政府に提示した。これにより、EU首脳会議の開催が可能になる。EU外交筋は11月25日の開催を見込んでいる。

バルニエ氏はこれについて15日午前にトゥスクEU大統領と協議し、その後、欧州議会に説明を行う。離脱合意は欧州議会の承認が必要となる。

バルニエ氏は、北アイルランドとアイルランドの厳格な国境管理を回避する「安全策(バックストップ)」について、メイ首相の提案に沿ったものであることを説明した。

それによると、2020年半ばまでに解決策が見いだされない場合、英国全土がEUの関税同盟にとどまり、北アイルランドとアイルランドの間の円滑な貿易を維持する。

メイ首相に批判的な議員は、英国が離脱後も長期にわたりEUの規則に従うことを強いられる恐れがあると反発している。一方、合意草案に盛り込まれた安全策は、北アイルランドと英本土の間に関税上の境界が生じるとの英国の懸念には対応した内容になっている。ただ、北アイルランドは本土よりも多くのEU規則に従うことが求められている。

交渉担当者らは、将来の通商関係に関する政治宣言の概要案もまとめた。移行期間が終了する2020年末までに合意する決意を離脱合意草案に盛り込んでおり、合意できなければ双方の同意により移行期間を1回延長できる。バルニエ氏は延長の期間について、「限られた」長さになると述べた。

*内容とカテゴリーを追加します。

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