November 25, 2018 / 11:22 PM / 23 days ago

EU、英離脱案を「最善策」と正式承認 英議会に支持呼び掛け

[ブリュッセル 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)は25日に開催した緊急首脳会議で、英国のEU離脱案を正式承認した。メイ首相と合意した離脱案は英国にとって最善の内容だとし、同国議会に否決しないよう警鐘を鳴らした。

11月25日、欧州連合(EU)に開催した緊急首脳会議で、英国のEU離脱案を正式承認した。写真は緊急首脳会議会場に到着したメイ英首相。ブリュッセルで代表撮影(2018年 ロイター)

EUの執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は会議後、記者団に対し、「離脱案を拒否することで、より好条件の合意が得られると考える者は失望するだろう」と語った。

スペインのサンチェス首相はイベリア半島の南東端にある英領ジブラルタル問題を巡り離脱案に反対する考えを示していたが、ジブラルタルの将来の扱いについてスペインの発言権を保証することで合意が得られたのを受け、首脳会議を目前に控えて反対を取り下げた。

EUが承認したのは、来年3月の英離脱の条件を定めた離脱協定案と、EUと英国の通商など将来関係の大枠を定める政治宣言案。

メイ首相は首脳会議後の記者会見で、離脱案は「唯一可能な案」だと強調。EU規則との緊密な整合性を維持しつつ、英国に国境と予算の権限をもたらす内容で、英国と欧州の企業や安全保障にとって望ましいと語った。

また「どのような交渉においても、望むものすべてを手に入れることはできない。英国民はそれを理解するだろう」と述べ、議会は離脱案を承認することで「より明るい未来」への扉を開くことが可能だが、否決すれば、英国をさらなる分断に追いやることになると指摘した。

否決された場合、辞任するかどうかについては言及を避けた。

リトアニアのグリバウスカイテ大統領は、議会が離脱案を否決した場合について、2回目の英国民投票の実施、首相交代に向けた新たな選挙の実施、EUとの再交渉といった複数のシナリオに言及した。

メイ政権を支える英領北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)は、離脱案は英国を多くのEU規則に縛る内容だとして反対する方針を表明した。

野党・労働党のコービン党首も、もっと良い案で合意できるとして反対する意向を改めて示した。

*見出しを修正しました。

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